私の噛み合わせはどうだろう?と思うあなたへ
ここであなたにお願いです。
ご自分の口を開けて顎をゆっくりと閉じてみてください。
次のうちどれがあてはまるでしょうか?
- すべての歯が同時にぴったりと噛み合わさる
- 歯の一部分だけが先に当たってから、次に全体が噛みこむ
- 歯の一部分が先に当たってから、顎が数ミリずれて噛みこむ
- 歯の一部分が先に当たってから、入れ歯が数ミリずれる
1であれば、あなたは正しい噛み合わせです。
2、3、4であれば、どれも理想とは異なります。
中でも3、4は重症です。
3だと噛むのが難しく、首や肩の筋肉の凝りが生じます。
4だと入れ歯がずれて歯ぐきが痛むでしょう。また、噛むのが難しく、首や肩の筋肉の凝りが生じます。
2、3、4の状態を1にして治療を仕上げる。
これが意外に簡単ではないので、噛み合わせの問題が生じるのです。
噛み合わせを最も重要視した歯科医療
全ての治療は噛み合わせから始まります
1本の詰め物や被せものであっても、決して噛み合わせを蔑ろに出来ません。
もしも全体の噛み合わせを軽視し、部分的な治療を一つずつしていくと治療が終わった時には大きな噛み合わせの狂いが生じます。
入れ歯・インプラント・矯正の治療は、全て噛み合わせを作る手段にすぎません。
1本1本の歯の集合と顎関節とで噛み合わせが構成されます。
歯に携わるのが歯科である以上、噛みあわせを正しく捉えた治療を行うことに重きを置いています。
噛み合わせのバランスが乱れていると、このようなことが起こります
詰め物や被せものが外れたり、壊れる トラブルで頻繁に歯科に通い続ける 入れ歯が合わない、噛めない、痛む 歯を入れたのに噛めない 歯周病が局所的に異常に進行する 歯に亀裂が入り、虫歯になる 歯痛 顎関節症(関節の雑音・痛み・開閉口障害) 肩・頭頸部・顔面周囲筋の凝り 片頭痛
なぜ噛み合わせを重視するようになったのか?
実は10年以上前の永井歯科では噛み合わせを重視していませんでした。
そのため、自分の行った治療の噛み合わせが原因で、口の中が次々に悪くなっていく経験をたくさんしました。
治療において噛み合わせを重視することはとても大切であると思い知らされました。
―噛み合わせを重視するためには、
- 一日にたくさんの患者さんを診ることをやめ、一人一人に十分な時間をとった治療を行う必要があります
- 噛み合わせの専門的な知識と技術修得を行いました
- 歯科技工士の教育と噛み合わせを熟知した歯科技工士との連携に注力しました
- 噛み合わせのためにベストな歯科材料を使用しています
その結果
治療後の噛み合わせによるトラブルや再治療は激減し、治療した歯でしっかり噛めて、治療が⾧持ちするようになりました。
今では
一日に 1~4名の患者さんのみ対応しています。
入れ歯やインプラントで悩む方々や、丁寧な治療を求める方々に満足して頂ける治療をお届けしています。
全ての治療に咬合器を活用し、正しい噛み合わせを再現
~ドイツ製の精密な半調節性咬合器を駆使します~
咬合器を持っているだけでは、不十分。
咬合器を使い、噛み合わせの診断から治療まで一貫して出来る力が問われます。
咬合器を使うと患者さんにどのようなメリットがあるのでしょうか?
- 正しい噛み合わせで、しっかり噛める入れ歯や歯が製作できる
- 綺麗な歯列が作れる
- 噛み合わせのアンバランスの有無や原因がわかる
- 噛み合わせの治療が出来る
なぜ咬合器が必要なのか?
噛み合わせとは、単に上下の歯が噛み合わせたい所(咬頭嵌合位)ではありません。
顎が自然に噛みたい所(中心位)が正しい噛み合わせです。
顎が噛みたい所(中心位)と歯が噛みたい所(咬頭嵌合位)を出来るだけ一致させるのが理想の治療です。
当院では全て中心位で治療を行っています。
この中心位を再現するための道具が咬合器なのです。
咬合器で出来ること
- アゴが噛みたい所(中心位)を正しく再現できるのは咬合器だけである
- 入れ歯や歯を作るのに重要な、関節の動きを正しく再現できる
- 噛み合わせの診断ができる
- 咬合器にマウントされた石膏模型から様々な情報が得られる
噛み合わせ、顎の吸収や突出、噛み癖やすり減り、顎の歪み etc. - 体のアライメントつまり中心軸や水平面の採取ができる
綺麗な歯や、しっかり噛める歯を作る際に体のアライメントの採取は必須である
顎関節の運動解析装置を使用
顎関節の難症例の診断や治療には顎の運動解析装置が必要です。
当院ではドイツ kavo社の解析装置を用いた治療を行っています。
噛み合わせの専門書の翻訳に協力
院長 永井康照が翻訳に携わった専門図書が出版されています。
米国 噛み合わせの世界的権威Peter E.DawsonのDawson Academyの噛み合わせの教本『Dawson & Cranham The Complete Dentist Manual』 (Quintessence出版)の日本語版の翻訳に携わっております。