高齢者とは、何歳をイメージしますか?
高齢者といっても、前期高齢者と後期高齢者の2つに分類されます。
前期高齢者は65歳以上75歳未満。後期高齢者は満75歳以上です。
東京大学高齢社会総合研究機構の秋山先生が行った全国高齢者20年の追跡調査によると、約7割の高齢者が75歳(後期高齢者と呼ばれる年齢)を境に徐々に自立度を低下させ10年ほどかけて、ほぼすべての日常生活に介助を必要とすると、示されています。
これは今までは通院できていたほとんどすべての患者に起こり、多くは通院不可能となるのです。
この自立度の低下の原因となる身体機能の低下や認知機能の低下は、口腔機能の低下の原因と結果にもなりうるのです。