インプラントとは

失われた歯を補う方法の一つです。歯が失われた箇所の骨に人工歯根であるチタンインプラントを埋め込み、アバットメントというパーツを介してクラウンを装着します。
部分入れ歯やブリッジは隣接する歯に負担をかけるため、ご自身の歯にダメージを与えることがありますが、インプラントは隣接する歯に負担を担わせることは一切ありません。
近年のインプラント治療が確立するまで、本当の意味で失われた歯だけを補う人工物はなかったためインプラントは第二の永久歯とも呼ばれています。

当院のインプラントは単にインプラントを入れることではありません。
末永くしっかりとお使いいただくための手段の一つとして
インプラント治療を扱っております。
治療を行う、行わないにかかわらず、お口全体を見て
将来を見据えた提案をお伝えするよう心がけております。
当院の地域では有名ですが、永井歯科・矯正歯科では近隣に実に30本以上の野立て看板を設置しています。
歯並びをはじめ、お口についての悩みを持っているすべての方に、まずは当院の事を知ってもらいたい想いで看板を立てつづけてきました。
失われた歯を補う方法の一つです。歯が失われた箇所の骨に人工歯根であるチタンインプラントを埋め込み、アバットメントというパーツを介してクラウンを装着します。
部分入れ歯やブリッジは隣接する歯に負担をかけるため、ご自身の歯にダメージを与えることがありますが、インプラントは隣接する歯に負担を担わせることは一切ありません。
近年のインプラント治療が確立するまで、本当の意味で失われた歯だけを補う人工物はなかったためインプラントは第二の永久歯とも呼ばれています。
オールオンフォー治療では手術した即日に仮歯が入ります。
全て歯がない場合、最低 4本のインプラントを入れることで上顎(アゴ)または下顎にブリッジを入れる方法をオールオンフォーと呼びます。
従来の考え方では片顎に10数本のインプラントを使ってブリッジを作っており、体への負担が大きいだけでなく、経済的な負担も大きくなっていました。
しかしオールオンフォーでは、わずか4本のインプラントを入れるだけで、骨のある場所を選んでインプラントを入れるため、大きな骨造成の必要もありません。
体への負担も経済的な負担も大幅に軽減されるインプラント治療といえるでしょう。
※ケースによっては 6 本のインプラントを使用します
※骨質によっては手術当日に仮歯を装着できず、入れ歯を使用して頂くことがあります
実は歯を失った方の噛み合わせや見た目を一度に回復することは、そんなにた易いことではありません。
精度の重要性もさることながら、特に噛み合わせが難しいケースにたびたび遭遇します。
難しい治療だからこそ当院では各ステップでの見極めをしっかり行い、丁寧にオールオンフォー治療を行っております。
下アゴの総入れ歯は上アゴの入れ歯と異なり、舌を避けてブーメラン型になっており、舌や頰の動きでどうしてもズレて痛みが出やすいといった特徴があります。
この悩みを解消するために、インプラントを選ぶ方もいますが、インプラントを何本も埋入するのが困難なケースもあります。
また、管理の簡単な入れ歯を好まれる方もいます。しっかりと噛める入れ歯が欲しい、しかし下の入れ歯が一切ズレるのは嫌だ。
そういった方によく選ばれるのが、わずか2本のインプラントと入れ歯を組み合わせた治療
“2インプラントオーバーデンチャー”です。
当院では「ズレない入れ歯」と呼んでいます。入れ歯とインプラントの良いところのどちらもを兼ね備えています。
インプラントが支えになるため、入れ歯がガタガタせず、しっかり噛めるようになります。インプラントと入れ歯は、ロケーターと呼ばれる裁縫のスナップのようなもので固定し、患者さん自身でパチッと外してお手入れができます。ドイツ式入れ歯は、正確に言うと、ドイツで開発されたテレスコープ義歯という部分入れ歯です。
インプラントが2本だけなので、ほかのインプラント治療に比べて費用も抑えられます。
下アゴにおける2本インプラントのオーバーデンチャーは1990年代から多くの臨床研究がなされ、5年以上の長期症例において94.8%~100%と高い生存率が報告されています。
2002 年 5 月カナダ、モントリオールのマギル大学で行われたコンセンサス会議において 15名の歯科学者から声明が出されました。
ここで「顎の総義歯患者に対する第一選択は2本のインプラントによるオーバーデンチャーが第一選択である」ということが示されました。
2インプラントオーバーデンチャーは下顎の通常の総義歯に比べ入れ歯の満足度(快適性、安定性、咀嚼力など)が高くなることが示されています。
経済面、下顎義歯の入れ歯の難易度、費用対効果など様々なこと加味した結論です。
これを皮切りにインプラントオーバーデンチャーは普及し、研究が盛んにされるようになりました。
高度な専門知識が問われるインプラント治療は日進月歩です。科学的根拠に基づいた治療を行うために知識や技術の習得、アップデートは欠かせません。
科学的根拠とはインプラント学会の出すガイドラインが基準になります。毎年インプラントの学会に出席し、発表・情報収集を行っています。当院の院⾧は米国に本部を置くインプラント学会 ICOI の認定医指導医を取得しています。
常に安全で確かなインプラント治療をお届けいたします。
通常のレントゲン撮影は生体を2次元に置き換えて観察します。しかし CT では断層データから3次元でレントゲンの観察をすることができます。
実際にインプラント治療を行う上では、インプラントができる骨の厚みや高さの有無を調べ、隣接する鼻や副鼻腔の状況、骨内の神経や血管の走行や位置関係を把握したうえで治療計画を立てています。
とくに高度な安全性と確実性が求められるインプラント治療では、必ず事前に CTコンピュータートモグラフィー撮影を行い審査することが重要です。
またインプラントを検討している方に対しては、CT 撮影することで、その場で大まかな見立てをお伝えすることも可能です。
当院の CT は一般的なヘリカル方式とは異なり、コンビーム方式の CT を採用しています。
コンビーム CT ではレントゲン照射がパルス波なので一般的な CT に比べてレントゲン被ばく量を大幅に削減しています。更に直径 8~16 ㎝高さ8㎝のお口のごく小さな範囲だけを撮影しています。
治療前にコンピューターを使いインプラントを入れる位置と方向、深さ、インプラントの種類、太さや⾧さをシミュレーションし決定します。
決定したデータどおりの位置にインプラントを安全に入れるためのガイドを製作し治療を行います。
従来法に比べて歯肉を切って開ける量が少なく術後の疼痛や違和感が飛躍的に軽減されています。
インプラント治療は器具の衛生管理だけでなく空気浄化システムや緊急時に備え酸素配管を備えた手術室での施術が重要です。
インプラント治療は生体に人工物を入れて⾧期間使用する治療がゆえに、信頼できるインプラントメーカーの材料を使用することが重要です。
常に70本以上の新しいインプラントを用意。安全な手術のためにコストを惜しみません
インプラント手術に際して、事前のシミュレーションで決定したサイズのインプラントを購入します。
購入したインプラントは唾液やプラークに汚染されることなく骨の中に入れることが重要です。しかし狭い口の中で行う手術において、インプラントが唾液に触れたり、唾液中に落下することが起こらないとも限りません。
そのような場合、必ず新しいインプラントに取り換える必要があります。また骨が柔らかくインプラントを骨内に固定出来ない場合、太いインプラントにサイズ変更する必要も生じます。当院では手術中に起こり得るあらゆる状況に対応できるよう、常時70本以上のインプラント在庫を用意しています。
インプラント治療では特に高度な衛生管理が求められます。
当院では、医療用空気浄化器、器具熱水洗浄機、世界一厳格なEU基準の高圧蒸気滅菌器3台、ガス滅菌器を使用し安全な治療を行っています。
当院では、一本だけ歯が失われたケースから多数歯欠損まであらゆるインプラント症例に対応しています。
実は当院でインプラント治療を受ける方の半数近くは「インプラントは出来ない」とインプラントを諦めていた方々です。
骨が細いから、骨が無くなっているから、大学病院でないと出来ないから、通っている医院ではインプラントをしていないから、など様々な理由を聞いて断念していた方々です。
とくに複数の歯が失われているケースでは、失われたところに単にインプラントを入れるという発想では、噛み合わせのバランスが崩れ、重大なトラブルにつながります。
せっかくの高価な治療だからこそ、確かな治療を受けたいものです。
当院では失われた部分だけでなく歯列全体のバランス、噛み合わせを考えトータルで⾧持ちするインプラント治療を実践しています。
抜歯と同時にインプラントを行う方法です。
歯を抜いたところが治る期間と、インプラントを入れて骨とくっつくまでの期間とをまとめてしまうことで時間短縮となり、体への負担も大幅に軽減できます。
術者としてはインプラントを所定の位置に入れて固定をとるのが難しく慣れが必要ですが、当院では多くのケースにこの方法を行っています。
従来のインプラント治療では、抜歯から治癒を待ち(3カ月から半年)インプラント手術後インプラントが骨と結合するのに2~3か月を待ち、2次手術をしていたため、1年以上の時間がかかることも稀ではありませんでした。
手術回数も時間もかかるインプラント治療の負担を、手術回数は1回を時間は3~4か月までと大幅に減らせるのが「抜歯即時インプラント」です。
上顎奥歯のインプラントで副鼻腔である上顎洞が大きく、顎の骨が薄い場合通法ではインプラント治療は出来ません。
しかし上顎洞内に骨を作る上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行うことでインプラントを入れることが可能になります。
小規模な上顎洞底挙上術(サイナスリフト)です。
上顎洞底挙上術(サイナスリフト)では上顎洞の側方からアプローチし、骨材料を入れるラテラルウインドウオープンで行いますが、ソケットリフトでは歯槽頂側クレスタルのインプラントを入れる穴からアプローチするため、手術侵襲が少ない利点があります。
穴が小さいので広範な上顎洞底挙上術が必要なケースには不向きです。
骨幅が細い又は高さが足りなくてインプラントが出来ない方には GBRという骨を作る治療を施しインプラント治療を行います。
GBR では骨補塡材を足場として設置しその上に遮断膜(バリアメンブレン)を覆って骨が出来るのを待ちます。
骨を作るスペースを歯肉に奪わないようにする目的と、口腔内細菌から遮断するバリアの目的で遮断膜(バリアメンブレン)を設置しています。
メンブレンには吸収性と非吸収性があり、期間や術式によって種類を選択します。
ワイドショートインプラントは太くて短いインプラントです。
従来インプラントは直径4.0㎜ 骨内⾧10㎜以上のインプラントが標準でした。そこから⾧さ8㎜以下のインプラントをショートインプラントが普及するようになりました。
短いインプラントの直径を太くすることで表面積を補ったものがワイドショートインプラントです。
短いがゆえに低侵襲で太いがゆえに骨が下がりにくい特徴もあり注目されるようになりました。
当院では直径5㎜以上⾧さ7㎜以下のワイドショートインプラントを症例によって積極的に使用しています。
近年、歯科用インプラントは太くて短いワイドショートインプラントに特に注目が集まっています。
実はバイコン社は太くて短いインプラントのパイオニアです。太くて短いインプラントを世に送り出したのが1985年ですので、短いインプラントで35年以上の歴史と豊富な臨床実績を誇ります。
バイコン社のインプラントは非常にユニークです。
現在主流の 2 ピースインプラントは必ずねじ(スクリュー)を使いますが、バイコン社のインプラントはスクリューを一切使いません。
インプラントのトラブルはスクリューがあるからこそ生じているという発想のもとロッキングテーパーという独自の嵌合方式を採用しています。
バイコンインプラントが必ずしも万能だとは思いませんが、スクリューがあるからトラブルがあるという発想は様々な点で真実であると思います。
当院では症例によってbiconインプラントを選択しています。特にFO4はバイコン独自のオールオン4であり、お手入れが非常に簡単テレスコープインプラントです。
当院のインプラント手術は執刀医を含め最低4名体制(第一助手、第二助手、外回り助手)でオペを行います。
睡眠麻酔の際は歯科麻酔医を加えて5名の体制、歯科技工士を含めると6名体制であなたのオペを行います。
オペの準備からクリニカルパスに則り行います。
3週間前の執刀医のコンピューターシミュレーション、2週間前にチーム全員での打合せ、また治療後に振り返りを行い安全性と再現性を高めています。
GBRや難症例も約2時間の治療時間を目安に行います。
手術時間の他に
●術前清掃、写真撮影、レントゲン撮影 説明に1時間
●仮歯の製作は1歯で30分、12歯で2時間程度の時間
がかかります。
インプラント手術は入院の必要はありません。全て外来通院の範囲で治療を行っています。
手術中の不安や緊張を大幅に軽減します。
通常の局所麻酔で痛みを伴うことなく無痛でのインプラント治療は可能です。
しかし少し不安に思われる方や緊張の多い方、1時間を超える手術の方には、歯科麻酔医が静脈内鎮静という点滴の麻酔を行います。
うたた寝の間に手術を行うことが可能です。恐怖心を抱かず眠って起きたら手術が終わっているので、多くの方がこの方法を選択しています。
●自由診療:10万円
稲村吉高
大郷絵里奈
当院には、院内技工士が 3 名在籍しています。
高度な機器を取り入れたデジタル技工所を併設することで、難症例にも柔軟に対応しております。
高度な歯科技工が求められるインプラント治療では、歯の色や形、噛み合わせ、歯列全体のバランスなど歯科技工士が随所で活躍しています。
当院で治療したインプラントに対し
5年の範囲で保証制度を設けております。
当院既定の保証を受けるには、定期点検(メインテナンス)を継続していることが必要です。
当院の保証とは別に10年間の保証をご希望の方には、第3者保証機関のガイドデント社の保証に加入することが可能です。
当院は第三者インプラント保証機関であるガイドデントの認定医院です。
ガイドデントをお勧めする方は
別の医療機関で治療を受ける際にも保証の対象になります。
将来万一のインプラントのトラブルに遭遇した際、ガイドデントに加入していることでガイドデントの保証額を使い、再治療を受けることができます。
〒661-0033 兵庫県尼崎市南武庫之荘2-33-6
【平 日】 9:30 〜12:45 / 14:15 - 17:30
【土曜日】 9:00 〜12:15 / 13:45 - 17:00
木曜・日曜・祝日 休診