ブログ

「入れ歯」に関する記事一覧

  • 高齢者とは、何歳をイメージしますか?
    高齢者といっても、前期高齢者と後期高齢者の2つに分類されます。
    前期高齢者は65歳以上75歳未満。後期高齢者は満75歳以上です。

    東京大学高齢社会総合研究機構の秋山先生が行った全国高齢者20年の追跡調査によると、約7割の高齢者が75歳(後期高齢者と呼ばれる年齢)を境に徐々に自立度を低下させ10年ほどかけて、ほぼすべての日常生活に介助を必要とすると、示されています。

    これは今までは通院できていたほとんどすべての患者に起こり、多くは通院不可能となるのです。
    この自立度の低下の原因となる身体機能の低下や認知機能の低下は、口腔機能の低下の原因と結果にもなりうるのです。

    続きを読む

  • 期間の長短はあるにせよ、人の多くは年齢を重ねるにつれ介護生活を迎えます。
    介護生活を迎えて通院が困難になった時、寝たきりになった時、インプラント治療を行った高齢者はどのように口の中をケアしていけば良いのでしょうか?

    ―All on 4 オールオンフォー(歯を一つなぎにしたインプラントブリッジ)の場合

    ひと昔前には、介護者が口の中の衛生管理を簡単に行えるように「インプラントの歯は外して入れ歯(総入れ歯)にした方が良い」という考え方もありました。

    もしもインプラントがグラグラで、使い物にならないのであれば入れ歯にするのも一つです。
    しかながら、インプラントが普通に噛む道具として機能し使えるのであればそのまま使うべきです。
    普通に噛めているにもかかわらず、入れ歯を作るなんて本末転倒であると私は考えています。

    続きを読む
  • 皆様こんにちは、院長の永井です。

    先月イタリアはベネチア近郊の学術都市パドバと、スペインはバルセロナにあるカタルーニャ大学に行って来ましたので報告します。

    パドバで訪れたのは補綴歯科のスペシャリストであるジャン・ルカの研修室です。講義と実習を受けました。

    続きを読む
  • 歯を失った場所に歯を補う治療には、入れ歯・インプラント・ブリッジがあります。
    選択肢の一つであるインプラントは、健康保険が効かず費用が高い!というイメージはありませんか?

    ですが唯一周囲の歯に負担をかけない治療法であり、審美性が高く個人差や状況による違いはありますが、入れ歯やブリッジと比べると最も寿命が長いメリットの多い治療法と言えます。

    今回はこのインプラントについてお話します。

    「インプラントの寿命」はどのくらい?

    ひと昔前

    昔にインプラントを学んだ際ある先生から「インプラント本体は20年、被せものは10年で作り変えが必要になることがある」と教わりました。

    どういうことでしょう?

    続きを読む
  • 写真右上、左下を見てください。

    歯茎が大きく窪んでいるのがわかりますか?
    上下に歯は残っているものの、上下の歯は1対も噛み合わさっていません。

    いわゆる「すれ違いの噛み合わせ」です。

    歯がないところには一般的な留め金式の部分入れ歯を入れて生活されていました。
    このことが、歯茎が大きく窪んでしまった原因です。

    続きを読む

  • 入れ歯治療の選択

    健康保険で作ることができる入れ歯は、最も費用が安いです。

    保険の入れ歯の中で費用の高い総入れ歯でも、完成の日の支払いは1割負担の方だと約3000円です。

    ただし費用が安い分、使用できる材料や作り方には制約があります。

    結果としてこれは、見た目や耐久性、装着感に大きな影響を与え、妥協せざるをえない部分かもしれません。

    一方で材料や作り方に制約がなく様々な選択肢から治療を選んでいただけるのが自由診療(自費治療)になります。

    保険・自費入れ歯の紹介

    保険の入れ歯と自由診療の入れ歯にはどんな種類があるのか、ご紹介していきます。

    続きを読む

  • なぜ、総入れ歯は外れるのか?

    総入れ歯が外れる原因として、隙間から空気が入ることで外れるということがよくあります。

    空気が入らない・外れないようにするためのポイントは、3つあります。

    1. 1.お口の形とピッタリ! まさにバブル期のボディコンです
    2. 2.噛み合わせ
    3. 3.収縮しない入れ歯の材質

    続きを読む

  • 高齢を理由に治療を断念する患者さん

    「もう年だから・・・」「あと10年若ければ・・・」「年金暮らしだから・・・」

    と年齢を理由に、しっかりとした治療をあきらめる患者さんや

    「いまさら治療なんてしなくてもいい」と家族に反対されて治療を断念する患者さんに時々お会いします。

    歯を不自由な状態のままにするということは、生活の質を下げ、全身の健康を害することにも繋がります。

    お口が健康でしっかりと噛めることが、健康寿命を延ばし、介護寿命を縮めるのです。

    続きを読む

  • 50~60代といえば、体力的な衰えを感じつつもまだまだ若く、残された40~50年の余生を楽しく自分らしく充実したものにしたい年代です。

    YouTubeにて動画でわかりやすくご説明していますので、ブログと併せてご覧ください。

    【50代・60代】抜歯をするときの注意点

    抜歯は一般にどこの歯科医院でも日常的に行われます。

    もしも将来インプラントをすることになるのならば、すこし注意が必要です。

    大事なことはその歯を抜いた後、どのタイミングでどのようにその失われた部分を補っていくか

    そのことを事前にしっかりと計画し、抜歯することです。

    続きを読む

  • 今回は、実際に治療を行った患者Aさんを例にお話していきます。

    Aさんは、歯が悪くなり抜けたところを部分入れ歯で補っていました。

    そこから5年間、悪くなるたびに、歯を補うため部分入れ歯を作られていたのです。

    なぜ歯が年々悪くなっていったのでしょうか。

    留め金式の部分入れ歯は、留め金を健康な歯にかけて入れ歯を支える仕組みになっています。

    入れ歯に掛かる噛む力は非常に大きく、部分入れ歯はその噛む力を部分的に支えるので、一部分に大きな力が集中的にかかります。

    この大きな力が留め金に、栓抜きみたいな働きをさせ、噛むごとに健康な歯を抜こうとするような動きをしていたのです。

    その結果、留め金を掛けた健康な歯が次々に悪くなり抜けていったのです。

    続きを読む

お問い合わせ・ご相談

お一人お一人しっかりとお時間をおとりして
診療しております。
お気軽にご相談ください。

〒661-0033 兵庫県尼崎市南武庫之荘2-33-6

  • JR神戸線:「立花駅」徒歩10分
  • 山手幹線:「桂木」交差点(駐車場完備)

診療時間

【平    日】 9:15 〜13:15 / 14:30 - 17:30
【土曜日】 8:45 〜12:45 / 14:00 - 17:00
木曜・日曜・祝日 休診

page top