症例紹介

60代男性。上下のインプラント治療(All on 4)

【case69】60代男性の症例
60代男性。上下のインプラント治療(All on 4)

下の前歯には部分入れ歯を入れて生活されていました。

1年前から部分入れ歯が合わなくなり、入れ歯は外して生活しています。
食事は右側で噛み、やわらかいものを選んで食べています。

「口の中全体を診てもらいたい」「上下にきちんと歯を入れたい」というのが、Mさんのご希望です。

来院して

トリートメントコーディネーターがしっかりとお話を伺います。

もうすぐ定年であること、定年後は里に戻ること等をお話されています。
口の状態を知るため歯科医師・歯科衛生士が様々な検査を行います。

口の中を診てみましょう

奥歯はなく、前に歯が残っています。下は隙間だらけです。上下で噛み合う歯がないために歯が前につき出してきています。

噛み合わせができていないため、これでは噛めません。

咬合審査の結果から

骨がしっかりしているため、入れ歯でも上下のインプラント治療(All on 4)でも、どちらでも可能であることをお伝えしました。

All on 4とは

4~6本のインプラントを埋入すると同時にブリッジの仮歯が入り、最終のセラミックを入れる治療です。

少し予算を抑える意味で2つの治療の提案もしました。

① 上:シュトラック 下:2IOD
② 上:All on 4 下:2IOD

入れ歯の場合、日常生活で入れ歯を外してお手入れをする必要があります。
インプラントでは、日常生活で外すことはありません。取り外すことはなく、自分の歯のようにお手入れをすることができます。

口の中の骨がしっかりしていることや、年齢が若く体力があることで提案の幅は広がります。
若さは、その先の歯科人生を見据えて治療を行うメリットと言えます。

Mさんは上下ともに同じものが良いと希望され、治療は上下All on 4で決まりました。

実際の治療の流れを見てみましょう

最終の口元をイメージして仮歯を製作する準備をします。

① 仮歯を支える歯(支台歯)を削った状態で型とり

② 型とりをもとに、技工士が仮歯をデザインします

③ 上下の仮歯をはめた状態で口腔内をスキャン(光化学印象)します

④ CTからインプラント埋入の位置を決めるため、スキャンをCTにおこします

⑤ インプラント手術の際のガイドを製作オーダー

⑥ インプラント埋入手術後の仮歯を作製し、術後すぐに装着します

  ↓  8週間、インプラントが骨としっかりくっつくのを待ちます。

⑦ 抜糸

抜糸後の口腔内をスキャンし、再度仮歯を製作します。

⑧ 仮歯での調整を行い、見た目や発音、痛みなどに問題がなければ本物のブリッジを製作し治療は終了です

治療後、生活の質も食生活も大きく変わり食事は歯全体で噛んで食べています。

最後に

Mさんは定年を翌年に控え、永井歯科に「全体を診てほしい」と来院されました。

人生100年時代。60歳はまだまだ若い世代です。体力的にも治療するにはちょうどいい年齢です。
一度しっかりと自分の歯と向き合い、多くの治療の選択肢の中からその先に歯で困らないように治療することはとても重要です。

歯科治療とは余生を過ごす中で、“歯に何を求め、その歯はどうあってほしいのか”ということをきちんと考えることに尽きると思います。

私で良ければご相談ください。

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。


■治療内容

インプラント手術
模型診断・噛み合わせ調整・噛み合わせのデザイン製作・仮歯・セラミック

■治療期間・回数

12か月・11回

■費用

¥6,170,000(自由診療)

■リスク・副作用

インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠るとインプラント周囲炎が起こることがあります。

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