症例紹介

見た目もきれいな噛み合わせを考えた、インプラント治療

【case61】60代女性の症例
見た目もきれいな噛み合わせを考えた、インプラント治療

「見た目もきれいで噛めるようになりたい」Hさんの希望です。

来院

歯医者が怖くてなかなか歯医者に行くことができなかったHさん。
奥歯のかぶせ物が壊れたことをきっかけに来院されました。

まずトリートメントコーディネーターがじっくりとお話を伺います。
次に、歯科衛生士、歯科医師による検査を行います。

レントゲンを見てみましょう。
歯がないところや悪くなっている箇所がいくつかあります。

次に模型の写真と口の中の写真から噛み合わせを見てみましょう。

模型の写真を見てください。

関節の動きのまま素直に口を閉じたとき、赤矢印の歯以外はどこも当たっていません。
この状態では噛めていません。

Hさんは日頃どのように噛んでいたのでしょう。
口の中の写真を見てください。

ものを噛むとき上下で一度当たった赤矢印の歯を嚙合わせるために、白矢印のようにずらして噛みこんでいました。
無意識にずらしていたとは言え、噛むことが非常に難しかったと思います。

本来噛み合わせとは、歯が噛みたいところで噛むのではなく、顎が噛みたいところで噛むことが大切です。

歯がなくなったところや悪くなったところに歯を補うだけの治療ではなく、残せる歯と残せない歯を整理しインプラントとブリッジで口全体の噛み合わせを整える治療を行うことを提案しました。

治療から完成まで

① 関節で正しく閉じたところに本来歯と歯がきれいに並んでいることが理想です。

顎が噛みたい噛み合わせで歯を並べ、口元をデザインしていきます。

噛み合わせを考えて歯をコンピューター上で追加し、Hさんの口元をデザインします。
デザインが決まれば最終形を、石膏の歯型に作ります。

歯がねずみ色の模型が最終のデザインです。

② 全体の噛み合わせを考えて残す歯、残せない歯を整理しました。

残せない歯は抜歯し、ねずみ色の模型のデザインをもとに、インプラントを埋入する位置を決めていきます。

③ 右上1本、左上2本、右下1本、左下2本のインプラント埋入手術を行いました。

術後は生活に支障がないように仮歯でお過ごしいただきます。

④ 仮歯でお過ごしいただく中で、噛みやすさや見た目、しゃべり易さなど調整していきます。

最終のブリッジを作成するまでには何度も調整を行い、問題がなければその仮歯と全く同じ形のセラミックをお作りしていきます。

関節なりに素直に噛めるところと、歯が噛みたい位置のずれを一致させて治療は終えています。

最後に

奥歯のかぶせ物が外れたことで来院されたHさんですが、口の中を診ると歯がないところや悪くなった歯が多くありました。

治療では咬合器を用いて総合的に診断することで関節なりに噛みたいところと、歯が噛みたい位置のズレも一致させて治療は終了しています。

どのようなお口の中であっても、正しく状況を捉え、必要なことを考え、正しい噛み合わせ、きれい、そして丈夫な口元をお作りするよう最大限努力しています。

私で良ければご相談ください。

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。


■治療内容

インプラント6本
模型診断・噛み合わせのデザイン製作・仮歯・セラミック

■治療期間・回数

11カ月・13回

■費用
¥6,464,500(自由診療)

■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。

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