インプラント手術に欠かせないサージカルガイドって何ですか?
コンピューターガイデッドサージェリ―
Computer guided surgery
サージカルガイドとは、インプラント手術をする際に使用するマウスピースのような装置のことです。
一人ひとりの口の中に合わせて作られています。
では、どのようにして出来上がっているのでしょう。
手順としては、3ステップです。
ステップ1
歯型とレントゲンCT検査でお口の中の情報を取得します。
ステップ2
ステップ1で得た情報を基にインラントの位置、方向、深さをコンピューター上でシミュレーションします。
つまりは、インプラントを顎骨の「どこに」「どの向きで」「どこまで入れるのか」です。
ステップ3
ステップ2のシミュレーションから、サージカルガイドを製作します。
サージカルガイドの小さな穴に専用のドリルセットを使い、インプラントを所定の位置にずらすことなくきれいに埋入することができます。
サージカルガイドがあることにより、インプラント手術はスムーズに行うことができ短時間で終えることができるので患者さんの負担も少なくなりました。
サージカルガイドがなかった時代は、どのようにしてインプラント手術が行われていたのでしょう?
ひと昔前は歯科医師の術前の経験と予測で、フリーハンドで骨の中にインプラントを入れていました。
この経験と予測で入れたインプラントに、問題はなかったのでしょうか?
インプラントは、歯を支えるための道具です。
骨の中に予測で入れていたのでは、さまざまなトラブルを招きかねません。
歯が外れたり壊れたり、インプラントの周囲の骨が失われることも起こるのです。
サージカルガイドの小さな穴が、歯科治療に大きな革新をもたらしたと言えます。
一方で、サージカルガイドはお口の中の情報をコンピュータシステム上で作っていきます。
そこには、その部分だけでなく口の中全体をとらえた考えがなくてはできません。
医療は進化し続けていますが、アナログ的なてまひまを惜しむことは出来ません。
その点では、今も昔も医療の本質は変わることはないと考えています。
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