30代で歯周病なのですが、入れ歯での治療は可能?費用は?
入れ歯での治療は可能です。
一言で入れ歯といっても種類はさまざまです。
費用では数千円で作れるものから上は80万、200万、300万、治療によっては1,000万円近くなるものまであるでしょう。
30代と若い世代で、歯周病が原因で歯がグラグラし、抜けていく。
不安と恐怖、恥ずかしさを抱え誰にも相談できず、悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
歯周病は、歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、歯を支えている骨が解け、歯がグラグラになっていく病です。
軽度、中等度で条件が良ければ歯周病治療で治していくことは可能です。
ただし、その状況に応じて簡単に治せるものから困難なもの、更には治療が大がかりになり専門医が介入すべきケースもあります。
深刻な場合は残念ながら歯周病治療では治すことはできません。
※1
歯周病で歯がグラグラになっていても、
「歯は絶対に抜かないほうが良い」
「歯はなるべく残した方が良い」という意見を家族や知り合いから聞き、なんとか残そうと努力されている方も少なくありません。
※1写真左側は、何とか歯を残そうと治療されていたものです。しかし食べ物をうまく噛むことはできていません。
確かに自分の歯を長く大切に使うことは大事です。
ここでポイントとなるのは、「残す」ではなく「使う」という視点です。
歯は自然な見た目で、食べ物を噛み砕き、胃で栄養を消化吸収して初めて役割を果たします。
ぐらぐらしたり、痛くて食べ物をしっかり噛むことができない歯を残し続けても意味がないでしょう。
歯には1本1本意味があり、1本や2本無くなっても良いということはありません。
歯を1本失うことで、隣の歯が倒れ、奥歯が抜ける。それにより前歯が乱れ、歯列全体が不安定になってきます。
そこで、入れ歯やブリッジあるいはインプラントを使って失われた歯の役割を取り戻すことになります。
単に手早く歯さえ入れればよいという治療ではなく、長持ちするしっかりと噛める歯を作ると言うことがここからは大切になってきます。
単に手早くといった治療をはじめた結果、皆さん次のような思いをしたことはありませんか?
・治療は毎回10分や30分で終わって、話を聞いてもらう時間がない。
・回数が多く、治療をしても、しても終わりが見えない。
・入れ歯を作り変えるごとに入れ歯の本数は増え歯が失われているように感じる。
・その場その場で目先の次の手を打っているだけのように感じる。
・入れ歯を入れたら残った歯がぐらぐらになった。
大切な時間やお金を使うからこそ、将来をしっかりと見据えた治療をすることがとても大切です。
歯で困らない人生を送れるといいですね。
Das Beste, oder nichts 「最善か無か」
永井歯科HPでは、詳しい説明や、実際の症例をご紹介しています。