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  • ちょこちょこ治療の弊害

    これまで、どこかが悪くなるたびにそこを治す、補うだけの治療を行ってきた方はとても多いです。

    全体を捉えた治療を行っていないため、歯全体を見渡した時に全体の形や噛み合わせがまちまちで、あちこちがいつなんどき壊れるかもしれない危険な状態になっているケースが多くあります。

    実際に、「歯が次々に壊れてくる。このまま歯がなくなったらどうしよう。」と、不安になり来院される50代~60代の患者さんが多いです。

    歯とは、先々まで見据えて考えて治療することが理想です。
    ですが、現代社会では70歳を超えても多忙な方が多く、歯はつい後回しになり応急対応のみになることも頷けます。

    歯科治療は形態回復だけでなく、全体としての機能回復が肝心です。

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  • 高齢者とは、何歳をイメージしますか?
    高齢者といっても、前期高齢者と後期高齢者の2つに分類されます。
    前期高齢者は65歳以上75歳未満。後期高齢者は満75歳以上です。

    東京大学高齢社会総合研究機構の秋山先生が行った全国高齢者20年の追跡調査によると、約7割の高齢者が75歳(後期高齢者と呼ばれる年齢)を境に徐々に自立度を低下させ10年ほどかけて、ほぼすべての日常生活に介助を必要とすると、示されています。

    これは今までは通院できていたほとんどすべての患者に起こり、多くは通院不可能となるのです。
    この自立度の低下の原因となる身体機能の低下や認知機能の低下は、口腔機能の低下の原因と結果にもなりうるのです。

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  • 期間の長短はあるにせよ、人の多くは年齢を重ねるにつれ介護生活を迎えます。
    介護生活を迎えて通院が困難になった時、寝たきりになった時、インプラント治療を行った高齢者はどのように口の中をケアしていけば良いのでしょうか?

    ―All on 4 オールオンフォー(歯を一つなぎにしたインプラントブリッジ)の場合

    ひと昔前には、介護者が口の中の衛生管理を簡単に行えるように「インプラントの歯は外して入れ歯(総入れ歯)にした方が良い」という考え方もありました。

    もしもインプラントがグラグラで、使い物にならないのであれば入れ歯にするのも一つです。
    しかながら、インプラントが普通に噛む道具として機能し使えるのであればそのまま使うべきです。
    普通に噛めているにもかかわらず、入れ歯を作るなんて本末転倒であると私は考えています。

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  • 皆様こんにちは、院長の永井です。

    先月イタリアはベネチア近郊の学術都市パドバと、スペインはバルセロナにあるカタルーニャ大学に行って来ましたので報告します。

    パドバで訪れたのは補綴歯科のスペシャリストであるジャン・ルカの研修室です。講義と実習を受けました。

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  • コンピューターガイデッドサージェリ―
    Computer guided surgery 

    インプラント手術に画期的な変化をもたらしたサージカルガイド
    素晴らしい道具だと思いませんか?

    前回のブログで、サージカルガイドは口の中の情報をコンピューター上でシミュレーションしてガイドを製作するとお話ししました。

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  • コンピューターガイデッドサージェリ―
    Computer guided surgery 

    サージカルガイドとは、インプラント手術をする際に使用するマウスピースのような装置のことです。
    一人ひとりの口の中に合わせて作られています。

    では、どのようにして出来上がっているのでしょう。
    手順としては、3ステップです。

    ステップ1

    歯型とレントゲンCT検査でお口の中の情報を取得します。

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  • 当院は、日本口腔インプラント学会の専門医のいる医療機関です。
    専門医の院長が必ずインプラントの埋入術を行います。

    当院の院長永井康照は、公益社団法人 日本口腔インプラント学会の専門医の資格を取得しています。
    兵庫県では約40名、尼崎市では3名のみが認定されている専門医資格で、豊富な専門知識と十分な経験を備えていると認められた者に与えられる専門医資格です。

    日本口腔インプラント学会の会員数は1万6000名を超えますが、専門医の数は1割以下であることから非常にハードルが高いことが知られています。

    当院は信頼と技術、そして十分な設備を備えた歯科医療機関です。

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  • 健康保険の治療であれば、数千円から高くても数万円程の費用で治療ができます。一方で自由診療は、数十万円から数百万円を超えるケースもあります。

    なぜ高額になるのでしょう?

    当院の場合、使用する材料のみならず治療方法、設計思想、治療にかける手間、治療に対する考え方、治療計画、治療に用いる機材すべて最も良いと思うことを行います。

    材料の制約・コストに制約のある健康保険の入れ歯や被せものの治療とは全く異なります。
    つまり当院の自由診療は 「健康保険の入れ歯や被せものが、材料が変わることで自由診療になる」 ということではないのです。

    「最も良いと思うこと」とは多岐にわたりますが、一言でいえば「噛み合わせの追求」です。そこに費用が発生しているのです。

    自由診療のかぶせものや入れ歯を作る際、単に材料だけを自由診療の材料に置き換えた治療にしたとしてもそれほど長持ちするとは考えられません。

    そういった意味でも、噛み合わせは重要です。

    話を戻します。
    治療費が高額な為、一度に費用が支払えず治療を躊躇されている患者様は多くいらっしゃいます。

    自由診療の支払いを皆さんがどのように行われているのか?
    永井歯科での支払い方法を、ざっと列挙してみました。

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  • 歯を失った場所に歯を補う治療には、入れ歯・インプラント・ブリッジがあります。
    選択肢の一つであるインプラントは、健康保険が効かず費用が高い!というイメージはありませんか?

    ですが唯一周囲の歯に負担をかけない治療法であり、審美性が高く個人差や状況による違いはありますが、入れ歯やブリッジと比べると最も寿命が長いメリットの多い治療法と言えます。

    今回はこのインプラントについてお話します。

    「インプラントの寿命」はどのくらい?

    ひと昔前

    昔にインプラントを学んだ際ある先生から「インプラント本体は20年、被せものは10年で作り変えが必要になることがある」と教わりました。

    どういうことでしょう?

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  • 写真右上、左下を見てください。

    歯茎が大きく窪んでいるのがわかりますか?
    上下に歯は残っているものの、上下の歯は1対も噛み合わさっていません。

    いわゆる「すれ違いの噛み合わせ」です。

    歯がないところには一般的な留め金式の部分入れ歯を入れて生活されていました。
    このことが、歯茎が大きく窪んでしまった原因です。

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