50代男性。奥歯がないだけで、噛めず食事がつらい。インプラントで解消
主訴
左下奥歯1本は抜いて、数年前からない。1本はひび割れしている。食べにくく、しゃべりにくい。
背景
・左下奥歯は3年前に抜いて部分入れ歯を作ったが、合わず外したまま。
・1つ手前の奥歯が1か月前からひび割れして、左では食事が噛めない。
・食事が大変できちんと治したい。
白い〇の部分の歯が割れています。
治療
咬合審査の結果から、治療は左下奥歯にインプラントを2本いれ、左上奥歯を少し削ってかみ合わせを整えます。
写真からもわかるように、左下奥歯の骨が黒く沈んでいます。これは骨が失われています。
ここにはインプラント埋入と同時に、骨を作ること(骨造成)で、患者さまと合意しました。
治療の流れ
① 抜歯
② インプラント手術
→インプラントの上から薬を入れて、骨を作ります。
インプラントを包むように歯茎を閉じて、骨ができるのを待ちます。
③ 術後3週間 抜糸
④ 骨とインプラントがしっかりとくっついたことを確認し、2度目の手術を行います(インプラントの頭出し)
⑤ 1つ目の仮歯
→仮歯をつけることで、頬粘膜を噛みやすくなった。調整が必要。
⑥ 2つ目の仮歯製作
口腔内をスキャンした情報を元にデジタル画面上で調整を行います。
⑦ ジルコニアセラミックで本物の歯を製作し、かみ合わせを確認し治療は終了です
最後に
わずか1~2本のインプラント治療ですが、かみ合わせはとても重要です。
今まで歯がなかった奥歯にインプラントが2本入ったことで、違和感から頬を噛むという症状が出ています。
仮歯を3個製作し、慎重に形とかみ合わせを調整しました。
同じ口の状態でも、歯科医師の判断と治療計画は様々で、患者さまの本当の希望も様々です。
私で良ければご相談下さい。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
インプラント 2本
骨造成
■治療期間・回数
10か月・10回
■費用
¥1,192,400(自由診療)
※治療費は、治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠るとインプラント周囲炎が起こることがあります。