何でも噛み切れる。食事が楽しい。
ジムで褒められる食生活に
Kさんは、「噛めない、食べられない」という状態で永井歯科に来られました。
診察すると歯周病と咬み合わせに問題があり、歯列の奥歯が崩壊している状態でした。
ずっと歯医者さんに行きたかったそうですが、仕事が忙しく、休みの日は仕事で体が疲れており歯医者さんに行けない。そんな毎日を過ごされていたそうです。
もともと管理職をされており、退職後もこれまでのキャリアを生かしたお仕事を周囲から依頼され、中々落ち着いて歯科治療に通う時間を作れなかったそうです。
そのため、歯が痛いときだけ近所の歯医者さんに通い治療してもらっていました。歯もこんな状態で、食べ物も食べられない、美味しくない。治療に専念したかった。仕事を辞めて、時間を作り、インプラントを含めてまとまった治療をするのにどこの歯科にしようか考えていたそうです。
当院には退職前に、治療の相談や時期の相談に何度かお見えになっていました。
その後、お仕事を完全に退職されて永井歯科で治療を開始することになりました。
当院は健康保険外でしっかりとした治療をしたい方が集まる歯科医院です。
健康保険の治療は1回15分から30分程度となりますが、健康保険以外の計画治療には1回あたり通常1時間から3時間ほどの時間のお約束をして治療を行います。
工程を決めて互いに先のスケジュールまで押さえながら治療を進めます。
そのような進め方をしますので、お仕事が多忙な方にも、通いやすいと言っていただいています。
さて、Kさんの治療前のお食事内容ですが、食べられるものが大幅に限られていました。
たとえばリンゴ、イカなどは食べるのを避けていたそうです。
みかんとバナナは召し上がっていたそうですが、みかんは房の部分は咬み切れず、丸呑みすることになってしまうので、必ず剥いてから食べていました。
また、歯で噛めないときは上の歯茎の裏と舌で押しつぶして食べることもあったそうで、かなり不自由されている状況でした。
お口の中を見ますと、歯周病が随所に進行しており、残すことが出来ない歯がたくさんありました。また歯列も不正で、安定した咬み合わせを与えるのにとても苦慮しました。
こういった状況の場合、長期で残せない歯の抜歯、残せる歯の歯周病治療、そして全体の咬み合わせの改善が必要になります。
治療計画をいくつか立て、Kさんと選択肢をいろいろと検討しました。
最終的に、上は総インプラント 下は前歯を残してブリッジ、下の奥歯はインプラントということで治療内容がまとまりました。
(ちなみに、その他の選択肢としては、前歯を残してドイツ式の外せるブリッジを作る方法もありました。)
永井歯科では、
「治療の途中をどのよう過ごしてもらうのか?」
ということに神経をとても使います。
今回の治療でも、奥歯のしっかりとしたリハビリ仮歯を作りました。治療を初めて3ヶ月目には奥歯が入り、これまで避けていたリンゴも皮付きのまま食べられるようになったようです。
ところで、歯を治療して噛めるようになると、一般的に太る方が多いです。
なぜかというと、歯が不自由な時は、たべられるものが限られてくるので、簡単にエネルギーを摂取できる炭水化物が多くなりがちです。たとえば麺類やお茶漬けなどです。
噛めるようになってもこうした食生活を続けていると、すぐに噛み砕けるぶん、つい多く食べてしまい太ってしまうのです。
そこで治療後の患者さんには、意図的に蛋白質をとるようにお願いしています。
Kさんはその点はとても優秀で、治療中も治療後も太ることはありませんでした。
とくにお肉や魚などの蛋白質の摂取が適切に行われているからです。
Kさんは、現在ジムに通われていて、トレーナーさんに日々の食事内容を伝えると褒めらるそうです。
「治療前は、しっかり食べられず、美味しさも感じられなかった」とKさんは言います。
それが今では、口の中が痛くない、みかんも房のまま食べても線維を噛み切れる、お肉もしっかり咀嚼して食べられる、今はワイルドに食べてます(笑)、天国です!(笑)ととても喜んでいる様子でした。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
間違いのないインプラント治療を選択されてください。
■治療期間と費用
・治療期間 1年半
・治療費
上:総インプラントは手術と仮歯までで198万円(税込)~。最終の歯は77万円(税込)~。ご予算に合わせてご相談ください。
下:インプラントは手術から被せものまで全て含めて1本49.5万円(税込)。セラミックの被せものは1本11万円~(税込)ご相談ください。(自由診療)
■リスクと副作用
インプラントも日常の清掃やメインテナンスを怠ると、天然歯の歯周炎のようにインプラント周囲炎が起こります。神経の治療をしている歯は治療後に歯の根が折れたり抜けることがあります。