インプラントのはずが… 丁寧な治療に納得
右上4番の歯が“プラプラ”と言う状態です。
Bさんはインプラントを入れるつもりで永井歯科に来院されました。
失われた箇所に、1本のインプラントを入れるのは簡単です。
Bさんの歯列は向きがおかしく、奥歯以外は噛めていません。
咬み合わせでは前歯はとても重要です。奥歯が前歯を守るだけでなく、反対に前歯も奥歯を守る大切な役割を担っているのです。
噛み合わせなくして、目先の治療を行っても、いずれは壊れていきます。
インプラント治療より噛み合わせを調整することが優先だと感じました。
Bさんは奥歯6番・7番でしか噛めていないので、
●右上3番・4番・5番の噛み合わせを調整するため、ぐらぐらの4番を抜き3番から5番のブリッジ
●左上3番・4番をセラミック
●左下3番 セラミック
左右共に、3番から5番にもしっかりとした噛み合わせを作ることを考えました。
インプラントを入れる予定が、ブリッジに変更されることで、費用も抑えることが出来ます。
しっかりとした噛み合わせを作ることに、予算を回すことが出来るのです。
今回の治療では、仮歯を2回セットしました。
2回目の仮歯のセットの際、Bさんは本物の歯が入ったと思われたそうです。
「セットしてもらった時、きれいだった。それで丁寧に丁寧に治療してくれることに納得が出来た。」
こうおっしゃったのです。
全ての歯科治療において、噛み合わせはとても重要です。
痛む個所の歯を抜いて、インプラントやセラミック、ブリッジ、入れ歯を入れれば、それで解決でいいのでしょうか。
見た目が美しくなっても、噛み合わせがきちんとされていなければ、その先もまた歯に困る人生を歩まなければなりません。
歯で困らない人生をおくれるといいですね。
全ては患者様の笑顔のために・・・
■治療期間
6か月
■費用
セラミックの被せもの1本10~20万円。
■リスクと副作用
セラミックは割れることがあります。通常の使用で割れた際は保証の範囲で対応します。