症例紹介

本当にちゃんとした歯が手に入る?

【case51】Sさん 40代男性の症例
本当にちゃんとした歯が手に入る?

来院のきっかけ

虫歯と歯周病が原因で30代半ばから入れ歯をお使いの患者様です。
仕事は接客業をされており、最近では入れ歯安定剤がないと不安で日常生活にも仕事にも支障をきたしていたようです。

入れ歯の作り変えを希望され来院されました。

来院して

トリートメントコーディネーターによるカウンセリングでお話を伺い、お口の中の状態を知るため検査を行いました。
その際のレントゲンです。

上アゴは左右に1本ずつ、下アゴは前歯にいくつかの歯が残っていますが歯周病で悪くなっています。
横からの写真を見てみましょう。

下の歯は並びも悪く、大きく前に突き出しているのがわかります。

下の前歯が、アッパーブローのような強い力で上の前歯部の入れ歯を突き上げるため、
入れ歯は安定せず日常生活に支障をきたしたのだと考えられます。

上下で均等に噛める噛み合わせを作るため、残った前歯部をあえて残さない治療を選択しました。

上下シュトラックデンチャー。
下顎には2本のインプラントで入れ歯を安定させる2インプラント・オーバーデンチャー(2IOD)を提案しました。


いよいよ治療開始です。
下アゴ前歯に2本のインプラントを埋入する手術を行い、骨が安定するのを待ちます。
骨が安定し残った歯を抜歯後、仮歯で過ごしていただきます。

この段階で、なすのはさみ揚げやれんこんのはさみ揚げが食べれるようになったと喜ばれています。

仮の入れ歯では何度か調整を行い、最終の入れ歯は、院内の技工所にてコンピューターデザインを行い、コンピュータ制御の入れ歯加工機を用いておつくりしています。

装着感も気持ちよく快適な入れ歯で、治療後は食事や日常生活において問題なくお過ごしいただいています。

最後に

今回の治療でFさんは、「本当にちゃんとした歯が手に入る?」と不安になった時もあったそうです。
噛み合わせを考えてあえて残さない治療に踏み切った際、多くの患者様が一度は思われることかもしれません。

噛み合わせはすべての治療の土台となり噛み合わせを考えることは、すべての治療においてとても重要です。

 

私で良ければご相談下さい。

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。


■治療内容

模型診断・噛み合わせのデザイン製作・インプラント2本
仮の入れ歯製作、仮入れ歯の裏打ち、本入れ歯製作、入れ歯調整
上下:シュトラックデンチャー

■治療期間・回数

1年・20回

■費用

¥3,316,500(自由診療)

■リスク・副作用

インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠ると歯周病に類似したインプラント周囲炎が起こることがあります。

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