50代男性。グラグラで噛めない状態からの脱却

主訴
他院で入れ歯を作ったが、痛くて合わず、他の歯も抜け落ちて入れ歯は使っていない。
残っている歯もグラグラ。
背景
一見たくさん歯が残っているように見えますが、残っている歯に全ての力がかかり歯周病も進行していたため、全体的に歯がグラグラしており、満足に噛める状態ではありませんでした。
50代とご年齢も若く、この先歯で困らない人生を送ってもらいたいと考え、患者様とご相談の上、ご自身の歯は活用せずに上下総入れ歯を作る治療方法を取りました。
- 上:シュトラックデンチャー
- 下:2本のインプラントで支えるインプラントオーバーデンチャー
50代で入れ歯は抵抗がある方も多いかもしれませんが、写真を見ていただくと分かるように、見た目では入れ歯が入っているとは分からないほどです。

治療
治療ゴールが確定したら、早速治療に取り掛かります。
治療は大きく分けて3ステップ
【1】抜歯とインプラントオペと仮入れ歯①の装着
【2】仮入れ歯②③の作成
【3】本入れ歯作り
おおまかな治療工程
- 歯がない期間を作らないために、手術当日に装着する暫定入れ歯を事前に製作しておきます。
- 抜歯と下にインプラント2本埋入 暫定入れ歯装着
- 術後2か月後から仮入れ歯②の製作に入ります。
(仮入れ歯①、仮入れ歯②で過ごす期間は、約8か月~9か月) - 術後7か月目頃から本入れ歯の製作に入ります。
(本入れ歯では、仮入れ歯でのデザイン修正などを反映させます) - 本入れ歯完成(術後約10か月目頃)





山本式総義歯性能判定表より
最後に
Sさんは50代とまだまだ若い世代ですが、治療するにあたって「何が最適なのか」を考えたとき、将来歯がダメになって歯を次々に作り替えることがない。生涯を通して無駄の少ない方針で治療ができたと思います。
私で良ければご相談下さい。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
上 シュトラックデンチャー
下 2本のインプラントで支えるインプラントオーバーデンチャー
■治療期間・回数
11か月・18回
■費用(自由診療)
上顎:¥1,430,000
下顎:¥1,874,400
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。