60代男性。かみ合わせの違和感がなくなった。反対咬合を改善した入れ歯とインプラント治療。

主訴
左上の部分入れ歯を引っかけていた歯がぐらぐら
しゃべりにくく噛めない
背景
上の部分入れ歯を支える歯がぐらぐらで、前歯の被せ物は取れている状態でした。
下の部分入れ歯は合わないので1年以上使用されていません。
反対咬合いわゆる受け口のため、かみ合わせのバランスが悪く、入れ歯の装着感も悪い。
前歯が奥歯を守るかみ合わせがなく、奥歯が抜けます。次に奥歯がないと前歯だけで噛むので前歯に負担がかかり、今では上の前歯がグラグラになってしまう。このような機序で歯を失ったと考えられます。

治療
Dさんと相談の結果、様々な治療選択肢のなかから、歯が失われた根本的な原因であるかみ合わせも改善した入れ歯治療を希望されました。

上は歯のないところをインプラントで補い、残っている歯はセラミックで繋いで強度を出します。
下の歯は10本残っているものの、生えている位置が悪く、上の歯と正しく噛めている歯はほとんどありません。そこで下の歯は全て抜歯し2インプラントオーバーデンチャーで上下のかみ合わせを改善します。
2インプラントオーバーデンチャーは、2本のインプラントでスナップボタンのように入れ歯をとめることができるので、入れ歯が動きにくいという特徴があります。
入れ歯のためお手入れの際取り外す必要はありますが、ピーナッツなどの固いものでも問題なく食べられていました。

人生100年時代と言われる昨今、60代はまだまだ若い世代です。
体力的にも大きな治療をするのに適している年代です。
その間にしっかりと自分の歯と向き合い、その先の人生、歯で困らないように根本的な治療をすることはとても大切であると考えます。
私で良ければご相談下さい。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
上:インプラントと被せ物
下:2IOD(2インプラントオーバーデンチャー
■治療期間・回数
1年2か月・16回
■費用(自由診療)
上顎:¥2,475,000 (ジルコニアセラミック仕上げ)
下顎:¥1,852,400
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。