50代男性 食事を美味しく食べたい。

主訴
食事が美味しくない。左側では噛めない。年々隙間が気になる。
背景
部分入れ歯は痛いとのことで、使われていませんでした。
咀嚼能力測定では、9段階中3段階とお食事がし辛い状況が伺えます。
大阪大学方式咀嚼能率スコア表より
Tさんは、入れ歯は絶対にイヤ!とのことで、入れ歯以外で最善の治療方法を考えました。
治療方法を考える際は、
1. 年齢
2. 中長期で持つ治療かどうか
3. 患者様の意向
4. 治療にかかる時間や・費用
などを総合的に考え、今回は患者様と相談の上、上下オールオンフォーで治療することにいたしました。
治療
Tさんは、奥歯の上下のスペースが狭くなっていました。
この状態では、正しいかみ合わせは作れず、入れ歯を安定させることは出来ません。
オールオンフォーの治療に際しては、上下の歯のスペース、平面に注意して治療を進めました。
治療工程は、大きく分けて3ステップ
治療開始から、本歯装着までは平均約 7か月で完成です。
本歯を作るまでに、仮歯の段階で装着感や見た目について細かな修正をいくつも行いました。
治療期間中の仮歯
本歯完成
OHIP-14質問票の治療前と治療後を比べてみますと、ほとんど改善されました。
OHIP-14(Oral Health Impact Profile) より
Tさんは50代とまだまだ若い世代ですが、治療するにあたって「何が最適なのか」を考えたとき、将来歯がダメになって歯を次々に作り替えることがない、生涯を通して無駄の少ない方針で治療ができたと思います。
私で良ければぜひご相談ください。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
上下オールオンフォー チタンフレームジルコニアセラミック仕上げ
■治療期間・回数
7か月・12回
■費用(自由診療)
片顎:¥3,300,000
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。