症例紹介

50代男性。左ばかり歯を失うのはなぜ?噛み合わせを重視したインプラント治療

【CASE92】尼崎市在住 Yさん 50代男性の症例
50代男性。左ばかり歯を失うのはなぜ?噛み合わせを重視したインプラント治療

主訴

左下の奥歯を2本失い、インプラントをしたい
左下の奥歯に膿が溜まって違和感がある

背景

3年ほど前から、左下の奥歯が次々に抜けてきました。
これまで医療機関を探し遠方に通って対応もしてもらいました。しかしまたもう一本がグラグラになっています。
膿が溜まり、違和感が出ています。
しっかり歯磨きはしているはずなのに、なぜ左下ばかりが悪くなるのかYさんは疑問に思われていました。

治療

当院では様々な検査を行いました。
特に咬合器を使った噛み合わせの検査で大きな問題があることがわかりました。

正しい噛み合わせとは、顎関節(アゴの関節)を基準に考えます。
顎関節が素直に開閉する回転軸で閉じる際に、左右の全体で均等に噛めていることが正しい噛み合わせです。
Yさんの噛み合わせは、左の奥歯だけがとても強く当たっていることが分かりました。(写真A)

Yさんは、もともと左の欠損にインプラント治療を希望していました。
インプラントをするにしてもしないにしても、その前に、噛み合わせを左右で均等に噛めるようにすることが必要です。
そうしないと、左が次々に失われる傾向はまだ続くであろうことをお伝えし、同意を得ました。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
Yさんはこれまで部分的に銀歯のクラウン、あるいはブリッジを複数回に分けて入れて来ました。
その中で、少しずつのずれが積み重なって調和のとれていない噛み合わせになったのであろうと考えます。

噛み合わせの調整は模型でテストをしてから、実際に口の中で行います。
口の中での調整後(写真参照:写真A)、Yさん本人も調子が良くなったと実感してくださいました。
その後は、Yさんと相談の結果、左下の歯が失われたところにインプラントを3本入れる治療を行うことになりました。

治療を終えられた現在は、左右どちらでもしっかりと噛めて、安心してお食事ができています。

最後に

今回のように、噛み合わせが原因で歯を失われる方は少なくありません。

歯が失われたところに、安易にインプラントや入れ歯をいれることは、必ずしも正しいとは限りません。
まず第一は、失われた原因を取り除くことが大切です。

私で良ければご相談下さい。

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。


■治療内容
インプラント・咬合調整

■治療期間・回数
11か月・10回

■費用(自由診療)
¥1,439,900 (ジルコニアセラミック仕上げ)
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。

■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。

お問い合わせ・ご相談

お一人お一人しっかりとお時間をおとりして
診療しております。
お気軽にご相談ください。

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