症例紹介

他院で入れたインプラントを活用。見た目、口臭、滑舌もよくなった患者さん

【case20】Tさん 40代男性の症例
他院で入れたインプラントを活用。見た目、口臭、滑舌もよくなった患者さん

Tさん 40代男性の症例です。
治療の概要
・治療期間1年
・咬み合わせのリハビリを行い、正しい咬み合わせを定める
・部分矯正を行い(2ヶ月のマウスピース矯正)
・インプラントを2本だけ入れる
・他院で入れた各種インプラントは全て活用
・必要な部分に虫歯治療と被せものを行う

治療後のTさん

治療を終えて、前歯の見た目、バランスが美しくなり印象がガラリと変わりました。
Tさん自身も、見た目も滑舌もよくなり口臭もなくなったと実感されています。以前はお子様にお口が臭いと指摘され、自分でも気にされていましたが、今はもう臭いません。
心身ともに大変満足されているご様子でした。

永井歯科へは「右に歯がないので噛めなくて、治療途中の続きをしたい」とのご要望で来院されました。

当院で診査し、まず以下のことを把握しました。
・右下では咬める状態にない。
・右下には残せない虫歯の歯と、インプラントが残っている。
・左上奥歯は虫歯によって上顎洞の大きな炎症所見も見受けられる。
・昔に入れた被せものが欠けたり、老朽化している。

治療前
治療前

その他にも視野を広げるといくつか問題があり、こちらの方がより重要なポイントだと感じました。
・前歯には異常なすり減りがある。
・歯が短くなって噛み合わせが深くなっている。
・上の歯の一部に歯の位置と方向の異常がある。
・他院で入れた多種のインプラントが既に入っている。
・咬み合わせが定まらずいろんなところで噛んでしまう状態。

治療前

右下だけの治療を行ったり、左上の虫歯を治療だけすることはとても簡単です。
ですがTさんは全体的に噛み合わせが悪く咬み合わせが悪く、下の歯は短く、低く深い咬み合わせです。咬み合わせの悪さから、咬み合わさる位置も定まってせん。
このまま単発的な治療をしたのでは、将来的に困難な事態を招くことが予測されます。
低い歯で深い咬み合わせのまま治療を行いつづけた結果、外れる壊れるを頻繁に繰り返し、対応が立ちいかなくなるケースです。その場合、積み重ねてきた治療がたくさんやり直しになってしまいます。
口の中全体を考えた設計で治療するほうが、Tさんにとって無駄はなく、Tさんの生涯の治療費は安くなります。

Tさんのお仕事には転勤があります。部分で済ませる案と、全体を考えた治療をする案をご提案しました。部分だと4ヶ月で、全体ではざっと1年で仕上げられそうなので詳細のスケジュールもお伝えしました。
1回の治療時間は1~3時間で、月に2回程度です。
Tさんは万一移動があっても遠方から通うとのことで、全体的に治療することを決断されました。 

治療の中で一番難しかったのは
デザインと咬み合わせでした。咬み合わせが定まらなくなっていたので、リハビリの仮歯で注意深く評価を行い、正しい咬み合わせを定めました。
リハビリに使うたくさんの仮歯や被せものは全て、当院の技工士が院内でお作りしています。

治療前に考えた咬み合わせのデザイン
この段階で矯正をすべきと判断できました
治療中に使うリハビリ用の仮の歯。院内で製作しています。
セラミックは全て当院の歯科技工士が色まで製作

マウスピース矯正治療の期間は
新しいマウスピースに変わる度に、初め痛みをわずかに感じたようです。使うとすぐに痛くなくなり抵抗なく矯正されていました。生活面では、マウスピースへの色素沈着が気になったので常時水を持ち歩きコーヒーを飲む回数は控えていたそうです。職場では食事の前後に洗面でさっと脱着をされていたそうです。

他院で入れたインプラント

対応を行う場面は引き継ぎだけなく、トラブルのやり直しも含め昨今は急増してきました。責任の問題もありいろいろと難しい面があります。そのなかでそのインプラントの位置と方向、強度を見極め、また患者さんの経済性や肉体的あるいは精神的な負担を総合的に考えてどうすべきかを判断してゆきます。ハード面ではスクリューやドライバー、型どりのツールなどの部品や道具はメーカによってまちまちで、同じメーカでもモデルやサイズによっても異なることもあります。メーカー、モデル名、種類、特徴、操作などインプラントを専門的に熟知していることが求めれられます。

 

治療中の様子。上にはマウスピースの矯正装置、下にはリハビリの仮歯
矯正の治療計画 右が矯正後
右が矯正後 2ヶ月間で計画通り歯が動いたところ
治療後
治療前→治療後
治療前→治療後

時間をかけて全体を見渡し、しっかり治すという当院の姿勢に共感されたTさん。

治療前→治療後
治療前→治療後 歯の高さも回復し咬み合わせも浅くなりました


お仕事の移動までに治療は間に合いました。最後の日にちょうど内示が届いたそうです。ホッとしました。

全ては患者様の笑顔のために。永井康照

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
間違いのないインプラント治療を選択されてください。


■治療期間
12ヶ月。うち部分矯正をした期間も含みます。

■費用
インプラント1本45万円~、セラミックの被せもの1本10~20万円、部分矯正33万円~

■リスクと副作用
インプラントは外来での手術が必要です。高齢や持病によっては出来ない場合があります。清掃の不良があると天然歯の歯周病に類似したインプラント周囲炎が起こることがあります。
セラミックは割れることがあります。通常の使用で割れた際は保証の範囲で対応します。

お問い合わせ・ご相談

お一人お一人しっかりとお時間をおとりして
診療しております。
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