症例紹介

インプラントの上手い下手・・・

Hさん 50代 女性の症例

インプラント治療をする私の身からすると、もっとも神経を使うのは前歯のインプラントです。インプラント治療の上手い下手を見極められる部位でもあります。

治療後。上の前歯4本のインプラント

前歯のインプラントは歯だけでなく、歯と歯肉との調和をどのように作るのかが重要になります。

奥歯だと噛めるだけで合格点が出るかもしれません。
しかし前歯だとそれだけではなく、笑った際の見た目が悪いと不満が残ってしまいます。

治療前 上の前歯4本は歯肉が不揃いです。

インプラントの見た目を綺麗にするには、歯肉の仕上げにこだわり、歯の抜き方に始まり、インプラントの位置、インプラントの方向、インプラントの深さ、それに仮歯もセラミックも全ての工程を想定通りに運ばないと実現できません。

それゆえ前歯のインプラント治療はとても難しいのです。

Hさんは前歯4本のブリッジが壊れてしまったのでインプラント治療を選択されました。

治療前にH様から向かって右の歯肉が短く、そこを長くして欲しいとリクエストを頂きました。

これは技術的に困難ですのでお断りしました。
出来ること出来ないことを整理し、前歯4本の歯肉レベルを揃え綺麗に見せることは可能と判断しましたので、そのゴール設定をHさんと共有し治療を行うことにしました。

あなたは次の写真のHさんの前歯4本を見て、どの歯がインプラントなのかがわかりますか?

黄色がインプラント 青がダミー

答えは黄色の矢印の歯がインプラントです。

全て天然の歯が生えているように似せて仕上げています。

当医療法人には歯科技工士が3名います。きちんと噛めてきれいな歯を作るには、歯科技工士の存在は欠かせません。

治療に際して、Hさんは歯の形にこだわりがありましたので、歯科医師と歯科技工士とでHさんの要望をしっかりとお伺いしました。

写真は技工士とHさんが対話し、歯の形や好みを伺っている様子です。

じっくり対話している歯科技工士とHさん

デザインを確認するHさん 真剣な眼差しです。

もはや患者さんの方がプロみたい(笑)

こちらがヒアリングしている筈なのですが、途中からHさんは模型の扱いに慣れてきて、むしろHさんの方がプロのようです(笑)。

ヒアリングをしっかりと行った甲斐あって、Hさんにぴったりの仮歯が完成しました。

仮歯デザインさえ決まれば、あとは色を決めてセラミックに置き換えて治療は完了です。

セラミックの仕上がりの歯をみて、Hさんには感動して頂きました。

治療前→治療後

治療は今回は、歯を2本抜いてインプラントを2本いれて骨を作るオペをまとめて行っています。
期間は5カ月で治療を終えました。

私にとって前歯のインプラント治療は一度に考えることが多くて神経を使います。

一般に、1か所の治療に抜歯を含めて手術回数が3から4回、1年近くあるいは1年以上かかる治療法を選択されることが多いと思います。

正しい治療だと思いますが、オペ回数が多く期間が長いと患者さんはちょっと大変なのかもしれません。

前歯のインプラントに限らず自由診療を受ける前には、治療スケジュールを教えてもらい、自分と同じ状況の症例をいくつも見せもらってください。

実績と説明に納得した上で治療を受けられることをお勧めします。

 


■治療期間
5か月

■費用
インプラント体1本25万円~、セラミックの被せもの1本10~20万円。前歯部加算5万円。

■リスクと副作用
インプラントは外来での手術が必要です。
高齢や持病によっては出来ない場合があります。

清掃の不良があると天然歯の歯周病に類似したインプラント周囲炎が起こることがあります。

 

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