症例紹介

歯が次々に壊れる!右でしか噛めていない!

【case31】60代 女性 Kさんの症例
歯が次々に壊れる!右でしか噛めていない!

歯が次々に壊れ、右でしか咬めないようになっていたKさんの治療の紹介です。

治療後の様子

治療前のお口の様子

治療前のレントゲン 奥歯を中心に歯が傷んで噛めていません

 

Kさんからのリクエストは、2つです。
1:左右でしっかり噛みたいこと
2:下の前歯がすきっ歯なのを治したい

どうすればしっかり噛めて長持ちする咬み合わせが出来るのか。

治療に先立ち、咬み合わせの診断を模型上で行い、治療のデザインを考えました。

最小の治療介入で最大の効果を得られるように意識し、院内の技工士とディスカッションし何回かの修正の後に作り上げます。

Kさんは咬み合わせが低くなっていたのでほんの少し、咬み合わせを高くしています。

治療前に立てる最終の歯のデザイン

 

デザインが決まれば治療を開始します。
歯が失われたところには何がしかの歯を補うのですが、今回はインプラントのクラウンを使って歯を補うことにしました。

咬み合わせ治療に仮歯はかかせません。通常仮歯は2~4回作り変えます。

インプラントをするには少し難しい状況の部位がいくつかありました。

とくに下の両方の奥歯のところは歯がグラグラで、歯を抜くと骨が大きく失われています。

また上アゴの骨は副鼻腔があり骨がわずかしか残っていません。

このような部位には一般にインプラントを入れる前にGBRという骨を作る治療を行います。

このGBRを行うと治療期間が4〜6か月伸び手術回数も1~2回増えます。

当院ではそのような治療はなるべく避けてシンプルでスピーディーな治療法を選択しています。

抜歯と同時にインプラントと骨をつくる手法をとることで治療期間を大幅に短縮しています。

治療が始まって3か月後からはずっと奥歯で食事が出来るように仮歯で生活を送って頂きました。

全体で咬み合わせを作るときには、特に治療期間の短縮が重要です。
全ての工程を手早くする工夫が求められます。

早期に仮歯で咬めるようにする

歯周病の治療を行う

インプラントオペを行う

神経の治療をする

仮歯をいくつか入れ替える

セラミックを装着する

これらを全て順序だてて進行します。

治療前と治療後の写真 下の前歯のすきっ歯も治りました

治療前と治療後のレントゲン

治療前→治療後  歯が良くなると笑顔が素敵です

 

治療を終えてKさんは、左右どちらでも噛めるし、見た目も良くなりました。
何より歯が良くなることで、笑顔が素敵になる効果があります。

全ては患者様のために

治療について詳しくは下記リンクよりご覧ください。


■治療期間
1年 (都合があっての中断期間を含む)

■費用
インプラント体1本25万円~、セラミックの被せもの1本10~22万円。

■リスクと副作用
インプラントは外来での手術が必要です。
高齢や持病によっては出来ない場合があります。

清掃の不良があると天然歯の歯周病に類似したインプラント周囲炎が起こることがあります。

セラミックは割れることがあります。通常の使用で割れた際は保証の範囲で対応します。

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お一人お一人しっかりとお時間をおとりして
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