症例紹介

20代の頃に入れた「部分入れ歯」を「ドイツ式入れ歯」へ入れ替えた結果・・・

【case58】40代男性の症例
20代の頃に入れた「部分入れ歯」を「ドイツ式入れ歯」へ入れ替えた結果・・・

20代の頃から前歯に部分入れ歯を入れて生活されていました。

ご本人は、話をするときに上の前歯が見えないことを気にされており、娘さんからも、会うたびに「歯抜けに見えるからきれいにしてほしい」と言われていたことが来院のきっかけです。

来院して

お口の状態を知るためにいくつかの検査を行いました。

模型でみると、下の歯が大きく上の歯が内側に入り、噛み合わせが本来とは逆になっています。

すれ違いの噛み合わせになっていることがわかります。
上下全体でしっかりと噛み合わせを整える必要があります。

実際に部分入れ歯を外した状態を診ると丈夫な歯が多く残っており、ドイツ式入れ歯にはとても有利であると判断しました。今回のケースでは、フリクションピンコーヌスというドイツ式のテレスコープ入れ歯の治療法で行っていきます。

ここにブリッジでつないだ歯を無理に入れることも可能です。
しかし外すことができないので掃除が非常にしにくくなるのが難点になります。ブリッジがむし歯の原因を作るからです。

このように歯の位置が悪いケースにおいて、取り外しができるドイツ式のテレスコープ入れ歯は、お手入れの際入れ歯を外すことで掃除が簡単に出来るという点で非常に有効です。

① 仮歯を作るため、天然歯を削り、型とりをします。

② 元の部分入れ歯は、仮歯に合うように永井歯科の技工所で調整しました。

③ 2つ目の仮歯

2つ目の仮歯では、噛み合わせ、装着感、見た目、発音等こだわりをもってしっかりと調整していきます。

④ 完成

内冠と外冠が合わさり、しっかりと噛める入れ歯が実現します。
また内冠の下は天然歯が残っており、こちらの歯もしっかりと守られています。

Bさんの場合、上の歯が少し内側に入っていたため、噛み合わせを考えて少し外側に歯をおつくりしています。
外側に作っていますが取り外すことができる設計のため、掃除も楽にしていただけます。

レントゲンから右下6番には歯がなく、7番が手前に倒れてきているのがわかります。
右下7番を矯正で正しい位置正しい向きに移動させました。移動には矯正用のアンカーを利用しています。

右下7番を適切な位置に移し、6番にはインプラントを1本入れています。
左下奥歯の銀歯のかぶせ物はセラミックに変え噛み合わせを整えました。

最後に

永井歯科の治療では、特に噛み合わせを重視しています。
ただ悪くなったところを治すだけ、歯がないところに歯を補うだけの治療は行っていません。

1つの症例に対して、歯科医師の考え方は様々です。
どこでやるのか、だれに診てもらうのかによって患者さんの人生は大きく変わってきます。

どのような複雑な状況のお口の中であっても、正しく状況を捉え、必要なことを考え、正しい噛み合わせ、きれい、そして丈夫な口元をお作りするよう最大限努力しています。

私で良ければご相談ください。

永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。


■治療内容

上:ドイツ式入れ歯(コーヌステレスコープ入れ歯)
下:インプラント1本被せ物3本
模型診断・噛み合わせのデザイン製作・仮歯・部分矯正

■治療期間・回数

1年3カ月・15回 矯正治療期間を含む

■費用

¥4,620,000(自由診療)

■リスク・副作用

インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。
清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。

お問い合わせ・ご相談

お一人お一人しっかりとお時間をおとりして
診療しております。
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