60代男性。奥歯でしっかり噛めるようになって、また食事が楽しめるようになったインプラント治療

主訴
右下奥歯が割れてグラグラしている。痛みはないが、しっかり噛めない。
左下も弱ってきている。
背景
2,3年前から左右の奥歯の状態が悪くなり、痛みがなかったため他院にて経過観察されていましたが、しっかり治療がしたいと思い当院に受診されました。
今は左側で噛んでいるが、力を入れて噛むことができず、お食事にも差支えがあるとのことでした。
「入れ歯は使いたくない。インプラントで、またしっかり噛めるようになりたい。」と強く希望されていました。
治療
検査診断の結果、右下の奥歯は歯の根が割れていて、保存が難しい状態。
左下の奥歯2本も歯周病が進行し、噛む力がかけられない状況でした。
循環器の病気でお薬を飲んでいたので、循環器の先生とも連絡をとって治療を行いました。
更に、お口全体の咬み合わせも確認し、現状とその原因や、このままにしておくと今後どうなっていくのかをお伝えしました。
ご本人の「しっかり噛めるようになりたい」という思いを受け、左右の奥歯にインプラントを入れて、咬み合わせを整える治療を進めていくことになりました。

治療前は噛み応えのある食べ物は避けられていましたが、インプラントの仮歯が入ってからは何でも食べられるようになっていました。
保険の部分入れ歯を使っていて、しっかり噛むことが出来ず、見た目と装着感に満足していない方を多数見てきました。仮に部分入れ歯で失った歯を補うことはできても、他の健康な歯に負担がかかり、次々に歯を失うこともこれまでたくさん見てきました。
今回、インプラントを選択したことで、他の健康な歯に負担をかけず噛む力が回復し、食事が楽しめる生活を取り戻されています。
これからも、今ある歯を大切に守りながら、美味しく楽しい食事の時間を過ごしていただければと思います。

人生100年時代。60歳はまだまだ若い世代です。
余生の長さと、体力の面でも治療するにはちょうどよい年齢です。
80歳を超えてからの大きな歯科治療は、体力や持病の面でリスクを伴い、治療が出来ないケースも多くなります。余生は長くはなく困っていても歳だからと諦める方が少なくありません。
歯科治療とは余生を過ごす中で、歯はどういう状態であってほしいのか。
ということにしっかりと向き合ってみることに尽きると思います。
私で良ければご相談下さい。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
下:インプラント3本。全て抜歯と同時にインプラントを埋入。
■治療期間・回数
4か月・6回
■費用(自由診療)
¥1,632,400 (下ジルコニアセラミック仕上げ)
※治療費は治療契約当時のものです。治療内容と状態により異なります。
■リスク・副作用
インプラント手術は高齢や持病によってはできない場合もあります。清掃を怠ると歯周病やインプラント周囲炎が起こることがあります。