歯がボロボロで、治療しないといけないと分かっていながら、どこの歯医者さんに行っていいのかわからず、なんとなくそのままにして生活されているケースはよくあります。

虫歯の治療はどこの歯医者さんでも治療できますが、専門性の高い治療になるとそういうわけにはいかない。
それだけは悟っているからこそ、どこに行けばよいかを皆さんが悩まれているそうです。

今回の患者さんはまさにそういった患者さんでした。

治療前のRさんのアンケートを見ると、食べることに不都合を感じる、食事を中断したことがあるといった噛めないことで生活にストレスは感じていたようです。

ここからは治療の内容を見てみましょう。

Rさんは、前歯から左上アゴにかけて骨が非常に細く、ほとんどない状態でした。
前歯のインプラント手術を行う前に、骨を作ることが先です。

右上はご自身の丈夫な歯が残っていたのでここに仮歯を作り、左上にインプラントがしっかりと固定されるまで3～4か月待ちます。

その間だけ部分入れ歯も使用して頂きました。

インプラントが生着し、奥歯でしっかりと噛めることを確認したところで、2つ目の仮歯を入れ、部分入れ歯の生活は終わりです。
2つ目の仮歯は、U字型で取り外す必要のない固定式のブリッジです。

次は前歯の部分に骨を作ります。骨ができるまでの間、右上奥歯と左上奥歯のインプラントで噛む力を支え、前歯で噛む力の負担がかからないように考えられた形の仮歯です。

先ほども述べたように、この形状ですと仮歯を入れても前歯に負担はかかりません。

負担がかからないからこそ、骨を安全に作ることができます。前歯の骨を作りました。骨を作るパートは友人の先生に依頼しました。

前歯の作った骨がしっかりできたことを確認し前歯にインプラントを入れました。

最終のセラミックのインプラントブリッジと、ブリッジを入れて完成です。

装着したところ

治療後のアンケートでは一定の変化が得られたことを嬉しく思います。

歯医者さん選びは大変です。どこに行けばよいかわからないと皆さんがおっしゃいます。

是非、あなたにとって納得できる歯科医院に巡り合えといいですね。
もしも私でよければお手伝いしたいと思います。

治療について詳しくは下記リンクよりご覧ください。

---

■治療内容
インプラントブリッジ

■治療期間・回数
1年3ヵ月・15回

■費用
370万円 自由診療

■リスクや副作用
インプラントは外来での手術が必要です。
高齢や持病によってできない場合もあります。
清掃の不良があると、天然歯の歯周病に類似したインプラント周囲炎が起こることがあります。

---

歯がボロボロの症例は、よろしければこちらの記事もご参照ください。