70代女性。保険の総入れ歯が合わず、ドイツシュトラック総入れ歯で作り直しを希望され完成・終了した患者さん
もともと、上下総入れ歯をされています。
安定剤がないと外れてしまうため、作り変えを希望されて永井歯科に来院されました。
治療は患者さんと相談のうえ、上下:シュトラック総入れ歯で決まりました。
治療工程
来院→仮合わせ義歯の制作→調整→ヨーロッパの材料に入れ替えて、誤差の修正→完成。
短期間で非常に簡単に入れ歯が出来上がっているように見えます。
ですがここには、いろいろなデジタル機器や職人による“てまひま”がかかっています。
上下顎同時印象法を用いて型をとり、院内技工所にてデジタル機器を駆使しデザイン・製作する。
さらには、電子化が進むなかでも最後はやはり手仕事にこだわって噛み合わせの調整を行う。
一人の入れ歯を永井歯科の総合力をもって製作しています。
治療を見てみましょう
Dさんの口の中には、歯が1本もありません。
歯もインプラントも全くない総入れ歯を安定させるには工夫が必要です。
ポイントは3つあります。
1.お口の中のボリュームと筋肉の動きを完璧に型とりすること
2.上下の噛み合わせを完璧に型とりすること
3.寸法精度が狂わない入れ歯のシステムを完璧に使いこなすこと
写真をもとに見てみましょう
口の中の型とりをおこないます。
特殊な上下顎同時印象用のトレーを製作し、上下の型と噛み合わせを一緒にとります。
一緒にとると、噛み合わせの狂いが生じない効果があります。
コンピューター上で歯を並べていきます。
上下顎同時印象法で作った仮合わせの義歯ができました。
仮合わせ用の材料で製作していますが、コンピューターで削り出していますので、寸法の狂いはほぼありません。
仮歯を実際の口の中に入れ、噛めるかどうかチェックしていきます。
コンピューターの削り出しで精密に作っていますが、永井歯科ではさらにドイツ製の精密咬合器に装着して、噛み合わせの誤差などを修正し納品しています。
見た目、しゃべり易さ、噛み合わせ、装着感などに問題がなければ、ヨーロッパの材料で義歯を製作し治療は終了です。
義歯は、一般の白い歯より更に白いヨーロッパivoclar 社の「ブリーチシェイド(BL3)」を使用しています。
ただ白いだけでなく、一般の白い歯より自然でなんとも言えない華やかさを持っています。
私で良ければご相談ください。
永井歯科ではインプラント・入れ歯・ドイツ式入れ歯に関する様々な情報をお伝えしています。
詳しくはHPをご覧ください。
■治療内容
上下総入れ歯
模型診断・入れ歯調整・最終入れ歯製作のための仮歯を含む
■治療期間・回数
2か月・5回
■費用
¥3,300,000(自由診療)