
主訴
前の歯医者で総入れ歯にするしかないと言われ、総入れ歯が嫌だった。
背景
上左右には部分入れ歯が入っていましたが、噛めていません。
部分入れ歯を支えていた前歯がグラグラと揺れてきたため、総入れ歯を勧められました。
入れ歯=噛めないという思いがあり、何とか別の治療法はないものかと悩まれていました。
前の歯医者で総入れ歯にするしかないと言われ、総入れ歯が嫌だった。
上左右には部分入れ歯が入っていましたが、噛めていません。
部分入れ歯を支えていた前歯がグラグラと揺れてきたため、総入れ歯を勧められました。
入れ歯=噛めないという思いがあり、何とか別の治療法はないものかと悩まれていました。
インプラントを入れて上下総入れ歯を作られていますが、入れ歯が食事中に動いて外れることでお困りです。
入れ歯が外れずに食事を取りたい。ということです。
上に1本、下に2本のインプラントにコーヌステレスコープという入れ歯を外れなくする維持装置が装着されています。
コーヌステレスコープとは、内冠と外冠の二重冠構造で茶筒のようにぴったりと重なるように出来ています。
土台となる歯に内冠という金属冠をかぶせ、外冠と一体となった義歯とが重なり合うことで、入れ歯の揺れを防ぎます。
Mさんは上下が今のコーヌス総入れ歯になって以来、入れ歯が外れることで悩まれています。
では何が原因なのでしょう。
もともと、上下総入れ歯をされています。
安定剤がないと外れてしまうため、作り変えを希望されて永井歯科に来院されました。
治療は患者さんと相談のうえ、上下:シュトラック総入れ歯で決まりました。
Hさんは永井歯科のカウンセリングにて、「煩わしいので、しっかりと治療したい」「まともに噛めるようになりたい」と伝えられています。
レントゲンを見てください。
右上3番は根本から折れており、何度も抜ける→くっつけるを繰り返されています。
インプラントは、これまでかかりつけ医で下の歯に4本治療されています。
5年前、入れ歯の調子が悪く右肩まで痛くなりました。入れ歯を外すと肩の調子が良いため、それ以来入れ歯は外したまま過ごされています。
現在は右の歯で噛むと食事が詰まり、左上の歯は疲れると痛み、浮いてくる。
暖かいものや冷たいものがしみて痛みがある。
口腔内にさまざまな悩みがありながらも、治療は半ばあきらめていました。
HPの「歯科治療はこれで最後に」
この言葉に勇気をもらい、永井歯科に来院されたのです。
「入れ歯が自分の歯のように使えるようになりたい」Fさんの想いです。
下の映像は、Fさんの治療後の様子です。
入れ歯をギシギシ横に動かし、カチカチと上下に動かしています。
スムーズな噛み合わせができています。
更に出来上がった入れ歯は引っ張ってもなかなか取れません。
歯が抜けても噛める状態で食べられる状態だったので、自分なりに食べていた。
60歳を過ぎたころからいよいよ奥歯が傷んで噛めなくなった時、1本ずつちょこちょことインプラント治療をされていました。
96歳のHさんのレントゲン写真です。
右上、左下には歯がないことが分かります。左右的すれ違いです。
上アゴと下アゴに何本か歯が残っているにも関わらず、自分の歯で噛むところがなくなってしまい、左右のバランスが悪くなった状態を左右的すれ違いと言います。
すれ違いの咬み合わせになってしまうと
「治療をしてもどんどん悪くなる」「顔がゆがんだように変形してしまう」
などの深刻な症状が現れることもあります。
この写真はFさんがドイツ式入れ歯の治療を終えられた、78歳の時のものです。
72歳からの5年間、永井歯科で保険の部分入れ歯の治療を行ってきました。
年を追うごとに、だんだんと歯がなくなっていき、「とにかく噛めるように、噛めるようになりたい。ただそれだけ」
そのように思われていました。
健康保険の入れ歯でもそれほど困っていない、これで十分だと思うこともあったそうです。
しかし、よくよく考えると今の入れ歯では、大好きなピーナッツが食べられないことは、とてもショックだったそうです。
右上4番の歯が“プラプラ”と言う状態です。
Bさんはインプラントを入れるつもりで永井歯科に来院されました。
失われた箇所に、1本のインプラントを入れるのは簡単です。
Bさんの歯列は向きがおかしく、奥歯以外は噛めていません。
咬み合わせでは前歯はとても重要です。奥歯が前歯を守るだけでなく、反対に前歯も奥歯を守る大切な役割を担っているのです。
噛み合わせなくして、目先の治療を行っても、いずれは壊れていきます。
インプラント治療より噛み合わせを調整することが優先だと感じました。
1999年 国立広島大学歯学部 卒業
・国際インプラント学会(ICOI)指導医
・日本口腔インプラント学会 専門医
・日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医
・ivoclar 社 BPS 入れ歯認定医
・アラインテクノロジー社インビザライン矯正認定医
・厚生労働省臨床研修指導医
当院は、インプラント・ドイツ式入れ歯・矯正専門の医院です。
永井歯科ではこれまで、保険診療に積極的に取り組んできました。しかし、通常インプラントには保険は適用されません。また、保険適用の入れ歯は留め金をかけた歯が次々に抜けていき、短期間での入れ歯の作り替えを繰り返す事例にたくさん遭遇してきました。
本来、歯科治療は長持ちして治療を繰り返さないことが求められます。
銀歯や留め金が目立たず、自然な白い歯の口元の維持がベストな治療です。
歯で困らない人生を送りたい方へ届けるべき歯科治療とはどういうものなのか?
保険治療のみにとらわれることなく、様々な選択肢から自信を持ってご提案できる治療を、今後も追及して参ります。
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