何度作っても入れ歯が合わず、最近では入れ歯を外して過ごされていた患者さんです。
治療前
上は主に左半分にだけ歯が残り、下は主に右側だけに歯が残っています。
いわゆるすれ違いの嚙み合わせになる一歩手前です。
上下の嚙み合わさりは、前歯の数本しかありません。
一般にすれ違い嚙み合わせでは部分入れ歯の治療は超難症例です。
残った歯が上下の反対の顎骨を著しく吸収させて悪循環となります。
何らかの工夫をせずに一般的な部分入れ歯治療を行っても治療はうまく行きません。
何度作っても入れ歯が合わず、最近では入れ歯を外して過ごされていた患者さんです。
治療前
上は主に左半分にだけ歯が残り、下は主に右側だけに歯が残っています。
いわゆるすれ違いの嚙み合わせになる一歩手前です。
上下の嚙み合わさりは、前歯の数本しかありません。
一般にすれ違い嚙み合わせでは部分入れ歯の治療は超難症例です。
残った歯が上下の反対の顎骨を著しく吸収させて悪循環となります。
何らかの工夫をせずに一般的な部分入れ歯治療を行っても治療はうまく行きません。
右下4本のブリッジが失われ来院された患者さんです。
上アゴは4~5年前から総入れ歯をされていました。
上アゴの骨は著しく窪んでいました。
おそらく歯周病で歯を支える骨が溶け、歯にかかる大きな力に耐えられなかったのでしょう。
患者さんからのリクエストは右下に歯を入れたいことと、上の入れ歯は気に入っているのでそのまま使いたいとのことでした。
50代男性の症例をご紹介します。Dさんが永井歯科に初めて来られた時のお口の中の状態です。
留め金式部分入れ歯をされています。
レントゲンを見てみましょう。
部分入れ歯を外してみると、左上、右下に歯がないことが分かります。左右的すれ違いの咬み合わせです。
上アゴ、下アゴには何本か自分の歯が残っているにも関わらず、自分の歯で咬み合わさるところがなくなってしまい、左右のバランスが悪くなった状態を左右的すれ違い咬み合せといいます。
96歳のHさんのレントゲン写真です。
右上、左下には歯がないことが分かります。左右的すれ違いです。
上アゴと下アゴに何本か歯が残っているにも関わらず、自分の歯で噛むところがなくなってしまい、左右のバランスが悪くなった状態を左右的すれ違いと言います。
すれ違いの咬み合わせになってしまうと
「治療をしてもどんどん悪くなる」「顔がゆがんだように変形してしまう」
などの深刻な症状が現れることもあります。
この写真はFさんがドイツ式入れ歯の治療を終えられた、78歳の時のものです。
72歳からの5年間、永井歯科で保険の部分入れ歯の治療を行ってきました。
年を追うごとに、だんだんと歯がなくなっていき、「とにかく噛めるように、噛めるようになりたい。ただそれだけ」
そのように思われていました。
健康保険の入れ歯でもそれほど困っていない、これで十分だと思うこともあったそうです。
しかし、よくよく考えると今の入れ歯では、大好きなピーナッツが食べられないことは、とてもショックだったそうです。
ずっとスポーツをされていたので奥歯をぐっとかみしめることから、右上の奥歯がグラグラになり抜けてきました。
歯がなくなると、食事はいつも歯がある側でしか噛みません。
同じ歯でしか噛まないので、バランスが悪く、傷んできます。
永井歯科へは紹介で来院されました。
ご本人の希望は、右上奥歯にインプラントを入れたいということでした。
私も、紹介先の院長の見立ても、インプラントでした。
検査後、インプラントを入れるには、骨が薄く、移植骨や骨補綴材によって、上顎洞(副鼻腔)の底の部分を押し上げる治療が必要だと判断しました。
骨を作るのに4~6か月間余分に時間がかかります。
治療後少しの間ですが腫れが生じます。
そこでもう一つの提案として、ドイツ式入れ歯の部分入れ歯リーゲルテレスコープをお話しました。
「自分の歯と全く同じかと言われると、完全に同じとは言わないけれど、何の遜色もなく何でも噛めるようになったし、非常に満足しています。」
治療を終えてNさんから頂いた言葉です。
Nさんは、治療終了時85歳とご高齢でした。
これまで歯で困ったことはなかったのですが、数年前から歯がぐらぐら動くようになってきました。
Nさんはこれまで、歯の揺れてきたところは治らないのでそのままにするしか仕方がないと聞いていました。
これまで歯は丈夫であったのにとても残念に思い、かつての健康な歯を諦めきれずにいました。
そこでNさんは何とかしてほしい。と永井歯科に来院されました。
皆さんにもこんなお悩みはありませんか。
年月が経ち、部分入れ歯の劣化に伴い、それを支えていた天然歯がある時から少しずつ弱ってなくなっていき「この先、上の部分入れ歯を支えている天然歯がなくなったらどうなるだろう、、、歯が全部なくなって総入れ歯になるのかな、、、食事はできなくなるのかな、、、、」
こんな漠然とした不安を抱かれた経験はありませんか?
「噛めるようになりたい……」
家族に反対されてもこの思いだけは譲れなかった70代の女性Mさん。
当院に受診する前のことです。
グラグラで残せない状況の歯を全て抜き、総入れ歯になりました。
その入れ歯が合わず、食事の際に動いて食べ物をうまく噛み切ることが出来なくなり、対処法として入れ歯安定剤の使用を薦められ、使っていましたが全く噛めなかったようです。
入れ歯を作り替えたい。金属床の入れ歯にして欲しい。どこに行っても作ってくれない。しっかりと気持ち良く食べたい。
ということでSさんは永井歯科に来院されました。
この年になると楽しみは食べることなので、それを実現できる歯を入れたいとのことです。
今の入れ歯は3年前に作った入れ歯だそうですが、3年通ったけれども痛くてうまく咬めずにいるそうでした。もう一度入れ歯を自費で作り直す提案をもらったそうですが、考え直して別の歯科に移られたそうです。他の歯科で作り替えを希望しても、修理だけで、結局新しい入れ歯を作ってくれる歯科はなかったそうです。現在の義歯は痛いし、しっかりかみ砕くのには不十分とのことでした。
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